注文住宅でトラブルはつきものです。
家づくりでウキウキしていた気持ちが、一瞬で撃沈してしまうようなトラブルは起こります。
なので、今から注文住宅を建てられる方は、腹をくくっておいた方が良いです 笑
我が家も家が建つまで何回もトラブルがあり
何回も工務店の人と揉めました。
でも何度も揉めて、ちゃんと思いを伝えた事で完成した家は想像通り。
とても満足しています。
だから、家が完成するまでにあったトラブルはもう完全に水に流せているんですが
これから家を建てる方の何かしら参考になれば‥
と思い、今まであった家づくりトラブルをご紹介したいと思います。
今回は、【間取りや図面の段階でのトラブル編】です。
注文住宅のトラブル間取りや図面編
段取りが悪く、間取り作りが一夜漬け状態になった
我が家の間取りは工務店さんではなく、私が作りました。
というのも、間取りの打ち合わせが最初のうちどうもうまくいかなかったんです。
多分、工務店さんのヒアリング不足で
我々のニーズ把握がイマイチできてないのに
こんなのはどうですか?
これはどうですか?
と色々提案されてる状態だったから。
私も最初のうちは間取りに対する考えがぼんやりしていました。
犬が走り回る庭があって、犬と人間の生活を分けながらも共有できるようにしてほしいな~
開放感がある家がいいなー。
みたいな。
そしてうちの工務店さんは、こんな抽象的なイメージを拾いあげてくれなかったんです 笑
提案してくれる間取りを何枚見ても普通過ぎて、犬と暮らしやすいの要素が全然ない‥
そんな、今思えば不毛な打ち合わせが1ヶ月過ぎた時、突然
あと1ヶ月程度で間取りの方針を固めていただきたいのですが‥消費税の兼ね合いもあるので。
えええーー突然すぎるがな!!
まだ何も決まってないぼんやり状態から、1ヶ月で間取りを決めるなんて‥
家づくりを始める前に読んだ家を建てたくなったら
私が家づくりの指針としていた本なのですが
そこにそんな風に書いていたので、私はできるだけ時間をかけて間取りを作りたかったんです。
最低でも3ヶ月くらいは間取りの打ち合わせをするのだろう。
と勝手に思っていたのですが‥
突然のあと1ヶ月宣言をされて
ぼんやりしていたイメージを必死に具体化する作業に移りました。
そして、工務店任せでは我が家が(というか私が)思い描くイメージを拾い上げてもらえそうにないと思い、方眼紙を広げ自分で間取りを書く事に。
消費税増税前だったので、ケツを叩かれるのは分かるが
時間がないならないでハナっからそー言ってくれてたら、こんな一夜漬けみたいに間取りを考えなくて良いのに‥
期限通り1ヶ月で私は間取りを作りました。
まるでレポートを提出するかのように。
こんな家づくりはしたくなかったという思いが募る‥
因みに、間取りを考えるのに一番参考になった本はスーモ注文住宅という住宅情報誌です。
請負契約を交わした後不安になり間取りを変えてもらう事に
- 間取りが完成し
- 見積書を作ってもらったら
- 工務店と請負契約を交わし
- 見積書を持って住宅ローンの審査を受ける
という流れでした。
見積書の金額で請負契約を交わすので、契約後はそんなに大幅な間取り変更はできないんです。(多分)
しかし、私ときたら請負契約を交わした後にその間取りで不安になってきたのです。
毎日間取りを眺めながら
- こんな家暮らしやすいか?
- 壁がないから何も家具置けんやん
- 大体一夜漬けで考えたのがアカンねん
- こんなはずじゃなかったのに‥
クヨクヨ‥
で、工務店さんと言えば、契約後忙しくなったらしくその後の段取りを全然連絡してきてくれない。
間取り後悔クヨクヨ期間が2週間経過し、工務店から段取りの連絡もない。
これだけ何もしない時間があるのなら
なんでもっとじっくり間取り考えさせてくれんかったんやーー!
と私がブチ切れ、間取りをやり直す事になりました。
契約後の大幅な間取り変更ってできるのかな?
と不安でしたが
はなこさんちが納得して建ててくれるのが一番なので、変えましょう!
と柔軟に対応してくれたのは嬉しかったです。
費用に関してもギリギリ予算内でしてもらえました。
建築確認申請後も変更できると聞いていたが、ほぼ何も変えられなかった
間取りが決定したら建築確認申請を出すのですが
申請を出すと後から大幅な変更ができなくなります。
我が家は間取りを考える時間があまりなかったので
1階は必死になって考えたけれど、2階はパパっと決めた為
2階の使用用途が全然決まっていませんでした。
使用用途が決まってから建築確認申請を出して欲しかったのですが
確認申請後も窓の形とか位置とか色々変えられますので、先に申請出しましょう。
(建築確認申請は申請してから通るまで1ヶ月近くかかるので、早く出したい気持ちは分かるんだヨ)
まぁ後から変えられるなら‥と思っていたのですが
いざ、窓の位置などを変えて欲しいとお願いしたら
そこは耐震壁が入っていて‥
そこも構造体にかかわるので動かせません‥
と、全然変えられんやないかい!
元々8畳の洋室を、パーテーションで分割して
半分を書斎(仕事部屋)半分を趣味部屋にしようとしていたのですが
真ん中にドーンとある引き違い窓が邪魔だったので変更してもらおうとしました。
が、変更できないから書斎の場所を変える事に‥
納戸として使う予定だった3畳の部屋が書斎になりました。
まぁ、こっちの方が暗くて隠れ家ちっくでカッコいいので結果オーライですが。
私と工務店とで外観のイメージの相違があった
イメージの相違‥
これが生むトラブルが沢山ありました。
同じ人間じゃないので、全てわかってくれって言うのは無理です。
だから仕方ないトラブルなんですが‥
我が家は片流れ屋根なんですが、屋根の形をこんな風にして欲しいとお願いしました。
しかし、工務店の方はこういう図面を作っていました。
この三角の部分(なんて言う名称だろ?)要りません。
って言ったら
屋根の長さが60cm以上前に出る場合は、屋根を柱で支えないといけないので外観が変わりますよ?
なぬっ?!
柱を入れるとなると、また確認申請を出さないといけないんです。
追加申請ならまだ良いんですが、再度確認申請となると時間も費用もめちゃくちゃかかります。
ナンテコッターーーー
柱を入れる事は‥ちょっと抵抗あったけれどまぁ良い。
でもまたお金かかるのと時間かかるのはイヤだーーー
悩みましたが、外観はこのイメージで決めていたので、お願いしました。
結果的に追加申請で済んだので費用もそんなに変わらず良かったのですが‥
因みに柱を入れた外観はこんな感じ。
でも‥
こんな風に、想像しているイメージがすこーーし違うだけで起こるトラブルって沢山あると思います。
少しの違いなんですが、施主にしてみると相当大きい。
だから、イメージを共有できるように努力する事は、とても大切だと思います。
家づくりトラブルを防ぐには?
会話した内容はメモを取り記録に残す
ノートなど手書きでも良いけれど
ボイスメモの方が確実です。
後から言った言わないで水掛け論になる場合があるので、記録する事がとっても大事です。
家づくりの全体的なスケジュールを把握しておくこと
うちの工務店の担当者さんは段取りが悪い人でした。
急に「これ明日までに決めて下さい!」
てのが多々あって困りました。
段取りが悪い事で、考える時間を無駄にしたり振り回されたりしました。
こうならない為にも、どういう段取りですすむのか?
全体的なスケジュールを施工会社の方と逐一相談して、把握しておいた方が良いです。
イメージの共有ができるように、写真などを見せておく
イメージの共有って大事です。
大事なので大きく書きました。
でも、同じ人間じゃないからエスパーでもない限り全てわかってもらう事はできません。
私は、家のイメージ写真をプリントアウトして、ファイリングして工務店さんに渡しました。
お陰で、こんな風にしたいという家のイメージにかなり近づけてくれました。
注文住宅のトラブル間取り編 まとめ
トラブルは必ず起こります。
ウキウキしていた気持ちが一気に青ざめてしまう事もありました。
でも、トラブルは起こるものだと事前に覚悟して準備しておけば
防ぎようもあるし起こった時の対処もしやすいです。
私の家づくりトラブル達も、これから家を建てる方のお役に立てばうれしいです。
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