家作りは、ほとんどの場合土地探しから始めると思います。
ただその土地探しが肝心要で、そこで一生住む事を考えると安易には決められません。
そして、安易に決められないが故に、土地探しだけで3年以上かかってしまう人もいるようです。
安易に決めてはいけないが、土地を見つけなければ家は建てられない。
土地選びに迷い過ぎて、疲れてしまい、もう家は良いか‥
と家自体を諦めてしまう人も。
私自身も、若干そうなってしまいそうでしたが
運よく5ヶ月で希望の条件の土地を見つける事ができました。
なぜ見つけ出す事ができたのか?
素人で自己流ですが
- 私の土地の探し方
- 良い土地を見つけるポイント
- ここは盲点だったプチ失敗談
をご紹介したいと思います。
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5ヶ月で希望の土地を見つけた私の土地の探し方6ステップ
1.まず最初に家ノートを作る
家ノートについて詳しくはこちらに書いています。
家ノートには、自分の理想の住まいを思いつく限り書き出しています。
- 見晴らしが良い
- 犬が走り回れる広い庭
- 家の前が大きい道路はNG
- 昔住んでいた家が理想
- お風呂の窓は大きく坪庭を作る
などなど。
これらを土地の条件に反映させていきます。
2.家ノートの理想の住まいを基準に条件を付けていきます
家作りのベースにある考えは、犬と暮らせる家でした。
なので、とにかく庭を大きく取れる事が大事だったので
ただ、あまりお金がないので
昔住んでいた家は、見晴らしが良くて日当たりも風通しも良い。
方角は南東の角地でした。
風水的にも日当たり的にも一番良いとされる方角です。
「家の前に大きい道路NG」という条件は、犬や猫を飼うつもりだから。
飛び出したり脱走した時に大きな道路が近くにあると危ないからです。
やはりでも一番重要なのは災害に強い土地かどうか。
私が住む地域は海が近いので、海から離れた高台で水害の心配のない
つまり、まとめると
⇒ 安くて広くて日当たりが良い高台の見晴らしが良い地盤がしっかりしたところ!
素人目に見ても条件がかなり厳しい‥(^^;
3.ネットでいくつか土地をピックアップして見に行く
地域の不動産情報サイトから、条件を絞っていくつか土地をピックアップしました。
そして気になる土地があったら、不動産会社に行って実際その土地を見に行くという作業をしました。
しかし、ネットで見ると良さそうに見えた土地もいざ行ってみると
川がそばで氾濫したら絶対危険とか、湿気が凄いとか
裏に山があって掃除が大変そうだし、土砂崩れになったら一発アウトだなとか
何となく、陰気でイヤ‥とか
実際行って五感と六感?で感じると
思ってたのと違う~!!
という事がほとんどでした。
不動産会社にも、条件を伝えていくつか土地を探してもらいましたが
条件にピッタリ合う土地はなく、勧められたところもどれも微妙‥
4.プロに相談して一緒に探してもらう
土地探しをし始めて2~3ヶ月程経った頃
難攻していたのでプロに助けてもらおうと
依頼すると決めていた工務店へ行き、土地探しを手伝ってくれるよう頼みました。
個人で不動産会社を回り土地探しする方が良いか
工務店に探してもらう方が良いか
善し悪しがあるようです。
工務店と仲の良い不動産会社なら、一般には出してない不動産情報をくれる事もあると思うし
逆にあまり仲良くないところだと、個人で行く方が良い場合もあります。
ただ、私たちはあまり沢山の不動産会社に個人情報を書くのがなんとなくイヤだな。
というのもあり、工務店経由で土地を探して貰う事にしました。
工務店に土地探しを手伝ってもらって正解だった!
工務店経由で土地探しをして良かった!
と思う事がありました。
ちょっと気になっている土地があったんです。
高台で利便性も悪くなくて見晴らしが良い。
そして土地の単価もあまり高くない。
夫婦ともにここ良いなぁと思い工務店に相談すると数日後
「調べたらあそこは地盤が悪かったのでおすすめできないです」
と言ってくれました。
もしその土地を管理している不動産屋に直接行っていたら、教えて貰えてなかったかもしれません。
5.住むエリアを定める
色んな土地を見に行きましたが
住むエリアが定まらないと、選択肢が多くなりすぎる事で、土地探しが難しくなると実感しました。
私たちは子供がいないので、子供が転校しないで済むように校区内で‥
とかそういう制約がありません。
選びたい放題なんですが
逆にどのエリアに住みたいか選択肢があり過ぎて的を絞れず、ピンと来る土地に全く出会えませんでした。
私の条件が、難しすぎるというのもありましたが(^^;
私は犬を飼いたいから田舎で広くて安い土地を希望したけれど
夫は仕事場に近い便利な街中を希望しました。
お互い考えが基本真逆なので、本当になかなか決まらない。
そこで、折衷案を考えました。
街中だと土地単価が高いので、街中は無理だとして
田舎過ぎると夫の仕事上不便なので
夫の職場まで通勤時間15分以内のエリアに絞り考える事に。
その中で災害に強そうな高台かつ、坪単価の安いところ
というと1箇所に限られてしまったのですが、そこが私たちには丁度良い場所だったんです。
その団地は元々別荘地だったらしく、区画がどこも大きめ。
通常、分譲地って50坪前後というところが多いですが、ここは60~80坪くらいの土地が多かったんです。
このエリアに絞って探そう!
という事になりました。
6.希望のエリアを歩いて土地探しする
住むエリアを決めてその辺を歩いて散策してみると、思った以上に空き地が多い事に気付きました。
ネットには出てない空き地も結構ある事に気付いたので
そのエリアをしらみつぶしに歩いて土地探しを始めたんです。
これ、ダイエットになるし健康的で良い土地探し法だと思いました。
田舎なので普段車生活なんですが
歩いてウロウロすると、本当に色んな事が見えてきました。
犬の散歩している人が多いとか、野良猫が多いとか
改めてめちゃくちゃ空き地が多い事にも驚きました。
今まではネットで良い土地ないかな?と検索していたのを
歩いて良い土地を見つけたら、そこに立ててる看板から情報を検索するという逆検索方法に変えました。
ネットで検索してた頃には出て来なかった土地情報が
歩いてウロウロすることでわんさか出てくるのを実感しました。
やっと希望の条件通りの土地を見つけた!
歩いて土地を探してる中で「ここだ!」と思えた土地に出会いました。
土地の広さは75坪、南向き、隣にはペット可のマンション、
そして、べらぼうに安い!!!
理由は、かなりの傾斜地だったからです。
本当、リンゴを落としたらコロコロと転がって行ってしまうようなかなり急な坂道。
こんな感じの急傾斜地でした。
ただ、急傾斜はデメリットばかりではありません。
凄く見晴らしが良いんです。
工務店に言うと
見晴らしが良いというメリットがあるんですね!
その直感は大切にして下さい。
と言われました。
が、
家族から急傾斜過ぎるので歳を取った時に危ないと反対され
結局その土地はやめました。
ただ、その土地に辿り着く前に
歩いてる中でいくつか気になる土地はピックアップしていました。
その中で、上記の「これだ!」と思った土地と同じような条件かつ傾斜地ではない
しかし、価格が予算オーバーで諦めていた土地があったんです。
夫がその土地を気に入り
「なんとか予算内にならないか?」
と不動産会社に聞きに行ったら、アッサリ大幅にまけてくれ予算内で買える事に(笑)
5ヶ月かけて自分の足で探して、希望の土地を見つける事ができました。
希望の土地を半年で探し出せた理由は
- 家ノートで自分の希望の条件をリストアップした事
- 住むエリアを定めた事
- 歩いて土地探しをした事
私の場合この3点が大事だったなと思います。
特に歩いて土地探しをしたのは良かったと思っています。
ネットで見て実際見に行っても全然イメージが違う事がほとんどでしたが
歩いて探すと「おっ!」と思う土地に巡り合えます。
沢山土地を見ると、もう何が良いか訳が分からなくなってきます。
なので、工務店の方に言われた
ここ良い!と感じた直感を大事にしたのも良かったと思っています。
最低限押さえておきたい良い土地選びのポイント
- 地盤はどうか?
⇒ 購入前に地盤調査を必ずする。 - 災害に強い土地か?
⇒ ハザードマップを確認 - 日当たり、風通しはどうか?
⇒ 朝・昼・晩の最低3回は見に行く。 - 周辺環境はどうか?
騒音やにおいなどはないか?
学校やスーパーの場所は? - 建築条件付きの土地ではないか?
建築条件付きの土地は「ここの会社で建てて下さい」という縛りがある。 - 建ぺい率はどうか?
建ぺい率とは、敷地面積に対する建物の面積の割合。
建ぺい率を先に確認しておかないと建てたい家が建てられないかも。
こういう専門的な事は、素人だけでは判断できないので
不動産会社の方や施工会社の方に確認しましょう。
ココは盲点だった!私の土地選びのプチ失敗談
ここまで来て、ほぼ土地選びは成功‥に見えるかもしれませんが
まぁ総合的には良い土地でした。
地盤も良いし、ハザードマップ的にも水害もなさそうだし。
ただ、
あーーーここは盲点だったーーー!!!
と購入してから気付いた点が何点かありました。
土地自体は安いが擁壁など外構をするのにお金がかかった
購入した土地は宅地になっておらず、雑草が生い茂るただの空き地でした。
角地で、片側は道に面しているものの、片側は道との高低差がありました。
擁壁するのに多少お金はかかる、と言われていましたが、
これが結構かかってしまい‥
外構で200万円近くかかりました。
地盤は良いが、岩盤が出てきて割るのに費用がかかった
地盤は岩盤の為とても良好でした。
しかし、ちょっと掘るとすぐに岩盤が出てきてしまい
この岩盤を砕くのに追加費用がかかりました。
まぁ、逆に地盤が緩かった場合は杭を打つのに費用がかかるので
地盤が緩いよりは良いと思えば納得できましたが。
広い土地でも建てたい家の形にするのが難しかった
購入した土地は70坪ほどでした。
土地を買った時は、どんな形の家にするのかあまり考えてなかったのですが
いざ間取りを考え始めると、意外と広くても有効活用するのが難しいという事に気付きました。
長方形の土地で、家も長方形にせざるを得ない。
そうなると、理想の間取りを作るのが難しくなってしまいました。
いくら広い土地でも庭を大きく取って、駐車場も大きく取って、と有効活用するのは結構大変でした。
土地と間取りはセットで考える方が良い
という事を、後から知りました(^^;
土地の探し方 まとめ
いかがでしたか?
素人なのでこの探し方が正しいかはわかりませんが
安くて広くて日当たりが良い高台の見晴らしが良い地盤がしっかりしたところ!
という無理難題な条件に合う土地を見つける事ができたと思っています。
- 家ノートで自分の希望の条件をリストアップした事
- 住むエリアを定めて土地探しをした事
- 歩いて土地探しをした事
これが希望通りの土地を見つけられたポイントだと私は思っています。
そして、希望通りの土地を見つけられても舞い上がらずに冷静に
- 地盤は良いのか?
- 災害に強い土地か
- 周辺環境はどうか
- 日当たりや風通しは?
などを何度もその土地に行って確認しました。
ハザードマップの確認や、図書館に古地図を見に行ったりもしました。
購入するまでに地盤調査もしたので、色々調べる時間はありました。
結果的に
「日当たりが良くて良い土地ですね。」
と沢山の人に言ってもらえる土地で本当に良かったと思います。
ですが、土地と間取りをセットで考えなかったのは失敗でした。
今から土地探しをされる方は、土地探しをしながら間取りもある程度考えておいた方が良いと思います。
いろんな業者のプランや間取りなどを比較検討することは、家づくりにおいて最も重要!
ただ、その比較検討が難しく、我が家が失敗した理由も、結局1社で決めてしまったからです。
タウンライフ家づくりなら、全国1000社以上の注文住宅会社を、自宅にいながらまとめて比較できるのです。
しかも無料で、間取りプラン・資金計画書などを作成してくれ、「成功する家づくり7つの法則」冊子までもらえます。我が家も許されるなら今からでも是非やりたい…
これから家を建てられる方は、失敗をしないために、事前の情報収集としてタウンライフ家づくりを活用されることをおすすめします。
\失敗しない家づくりには、業者や間取りの比較が必須!/
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