我が家の収納は、大半が造り付けの可動式収納です。
使い道に応じて棚板の高さを変えられるので便利!
と思っていましたが、棚の位置を変えてる時に、棚板がすべりやすい事に気づきました。
大きな地震の時、安全面は大丈夫だろうか?
いや、ストッパーがないから棚板が落ちてくるかも。
盲点でした。
私は和歌山に住んでいるのですが
南海トラフ大地震がいつ来てもおかしくありません。
いくら耐震性が高い家とは言え、棚板が降ってきて頭に当たったら死ぬかもしれない。
滑りやすい可動式収納に囲まれてとても危険です。
可動式収納棚の地震対策案を考えてみました。
この記事では
- 可動式収納の構造と、地震の時どう危ないか
- 可動式収納の地震対策の案4つ
- 造作で可動式収納を作ろうと思われている方は、金具選びに注意して!
といったことを書いています。
我が家の可動式の造作収納はこういう形
金属のレールが壁についていて、レールにピンを差し込み、その上に棚板を乗せる。
というふうになっています。
ピンの位置を変えれば棚板の高さを自由に変える事ができます。
この小さなピンだけで重いものも乗せられるから凄い。
簡単な構造なので、DIYとかで自作している人も結構多いですよね。
ただ、平行のピンの上に板を乗せているだけなので、簡単に動くしすべります。
普段は勝手に動く心配はないけれど、大きな地震の時は棚に置いている物だけではなくて、棚板も落ちてくると思います。
棚板は大きさや素材によるけれど、我が家のは結構重い。
市販の収納棚(食器棚など)の場合
地震対策をしていなければ本体ごと倒れる恐れがあって怖い。
造作収納の場合本体が倒れる恐れはないから安心と思っていました。
が、棚板が落ちてきたら、収納棚本体が倒れるレベルで危ないんじゃないか?
いくら耐震等級3で地震に強い家と言えども、震度6とか7とかの大地震が来たら、棚板は降って落ちてくるでしょうよ。
その下にいたら最悪死ぬし、下にいなくても重い板が大量に降ってきたら床は壊れるだろうな。
可動式収納棚の地震対策4つ
可動式収納棚の地震対策について真剣に考えてみました。
調べたり、工務店に聞いたりして以下の地震対策案を考えました。
棚板のピンが当たる部分にくぼみを付ける
棚板がフラットなので滑りやすい。
だから棚板のピンがはまる部分を加工し、くぼみをつける事でズレにくくする。
この方法は、棚板の枚数が少なければできなくないけれど、多いと超めんどくさいので、我が家は却下でした。
伊藤伊オリジナル「N字金具」
収納棚の地震対策について調べていたら、株式会社伊藤伊の地震対策本棚というものを見つけました。
伊藤伊オリジナル「N字金具」という金具と、棚受け金具があれば、地震時も棚板が外れにくくて安全そうです。
ただ、すでにある棚板に後付けできるものなのか?
棚板の横にL字の金具を付ける
工務店に相談したら、L字の金具を棚の外に取付ける方法が一番手っ取り早いと言われました。
こういうやつです。
ダイドーハント(DAIDOHANT) 補強金物 2x4(ツーバイ)サポート Lアングル型 黒塗装 24A‐3‐BK 10179008
これを棚の上から下まで取り付ける事で、棚板が前に飛び出してこないようにする。
これしか方法はないかな~と言われてしまいました。
ただ、この方法だと棚の位置を変えたい時に、棚板を前に取り出せないので、その時だけ面倒です。
あと、見栄えが悪くなってしまうんですね。
同じピンを棚板の上に付ける
上記のL字の金具を取り付ける方法は
横揺れ時に棚板が前後に滑るのを防げます。
が、縦揺れ時の上下の揺れには対応できません。
縦揺れの時に棚板が浮かないように、同じピンを棚板の上に取付けます。
すごく簡単ですが、これで縦揺れ対策はできると思います。
もうすぐ犬を迎え入れるんですが、犬のハウスがシューズクローク兼なんです。
(ほとんどリビングで飼うけれど寝床やお留守番はココの予定)
犬の頭の上が収納棚だらけ。
人間だったら、地震が来たら危なくないところにパッと避難できるけれど、犬にハウスの中に避難しなさいとは言えない。
さすがに危なすぎるから、シューズクロークだけは早くL字金具を取り付けて、地震対策しようと思います。
因みに犬のフェンスはこちらのベビーゲートです。
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可動式収納は金具選びに注意して!
我が家はピンの上に棚板を置くタイプの収納が多くて、地震対策に困っていますが
L字フックに乗せるタイプの可動式収納の場合
横にレールがあるのではなくて、背面にレールがあるタイプです。
こちらの方が、横揺れ時に滑りにくいと思います。
(金具によりますが)
なので、全部こっちのタイプにすればよかった。
造作の可動式収納は便利ですが、地震対策はやりづらいです。
今から家を建てる、リフォームする、可動式収納を作ろうと思われている方は金具選びに注意してください。
可動式収納棚の地震対策まとめ
可動式収納棚で今出来る地震対策案は4つ。
- 棚板のピンが当たる部分にくぼみをつける
- 伊藤伊オリジナル「N字金具」
- 棚板の外にL字金具を付ける
- 同じピンを棚板の上に付ける
造作収納はオシャレだし、便利だし、市販の収納と比べて地震時に倒れてくる心配が少ないと思っていたけれど‥デメリットは大きかった。
棚板が滑り落ちてくる可能性は大いにあります。
そして、それを防止する確実な方法があまりないです。
今から、家を建てられる方は我が家のようなタイプの造作収納はおすすめしません。
L字フックに乗せるタイプをおすすめします。
また、可動式収納の良い地震対策を知ってる方がいましたら、コメント欄、もしくは問い合わせから教えていただけますと幸いです。
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