フローリングの素材、色々とありますが
- 天然の木のフローリング、無垢フローリングか
- リクシルやパナソニックなど建材メーカーの複合フローリングか
悩むところですよね。
質感、見た目、使い勝手、メンテナンス性、費用‥諸々を考えると選ぶのが難しい。
我が家も悩んで1階はリクシルのラシッサd(複合フローリング・シート)
2階は杉の無垢フローリングと貼り分ける事にしました。
入居して1年、使ってみて住んでみて、どちらの方が良かったか?
一言でこっちのほうが良い!とは言い切れませんが紹介していきたいと思います。
無垢フローリングと複合フローリングの違い
と、その前に、ちょこっと無垢フローリングと複合フローリングの違いについてご説明します。
無垢フローリング
天然の木そのもののフローリング。
杉・ヒノキ・ウォールナット・オーク・メープル・アカシアなど様々な種類があります。
木の種類によって色や模様、硬さも違いますが、天然の木なので風合いが良く、肌触りも良くて温かみがあります。
ただ、木によっては傷が付きやすい、反ったり隙間ができたりしやすいなどメンテナンス面がイマイチなものも。
価格も木の素材によりますが、複合フローリングよりは高価な場合が多いです。
複合フローリング
合板などの基材の表面に、天然の木のを薄く削った『突板』やプリントした『シート』を貼り付けたフローリング。
突板は天然の木を薄くスライスしたもの(0.3~1ミリ)を貼り付けているので、無垢フローリングに近い風合いが出ます。
シートの場合本物の木は使ってません。
木目模様をプリントしたシートを合板に貼り付けています。
その為、天然の風合いはあまりないですが傷が付きにくく水にも強くメンテナンス性が高い。そして安価です。
我が家が選んだリクシルラシッサdは、プリントした『シート』を貼った複合フローリングです。
我が家が1階と2階でフローリングを貼り分けた理由
素足でも温かみがある無垢フローリングにしたい。
しかし、温かい素材=柔らかくて傷が付きやすい。
犬を飼いたいので、柔らかい素材は犬にボロボロにされそう。
2階だけ無垢フローリングにして、1階はメンテナンス性の高い複合フローリング(シート)にしよう!
と貼り分けたわけです。
杉の無垢フローリングと複合フローリングを1年使ってみて
複合フローリング(シート)は水にも傷にも強い
風合い
↑リクシルラシッサd ライトメープル
見た目の風合いとしては、無垢よりは劣るがそこまで安っぽくもなく、建築関係の人以外が見ると
「これ本物の木?」
と勘違いするレベルです。
肌触り
天然の木じゃないからヒヤッと冷たいのが難点。
メンテナンス性
水や油が飛ぶキッチンでもサッと拭き取れば見た目に変化がなく
モノを落としても、傷が付くことはほぼありません。
このライトメープルという色味も、色の濃淡がしっかりあるので傷がついても分かりにくいです。
なのでメンテナンス面では傷つくリスクが高いリビングをこの複合フローリングにしたのは正解でした。
でも、、全く傷がつかない訳ではない
いつの間にか、へこみが出来てます。
無垢フローリングなら簡単に修復できますが、複合フローリングの場合そこまで簡単に修復できない。
(ホームセンターに修復キットはありますが)
杉は風合いは良いが傷がすぐに付く
風合い
天然の木の風合い‥香りも良くとっても癒されます。
杉でも節ありの方が安かった事もあり節ありを選んだのですが、見た目も節ありの方がログハウスちっくで個人的には好き。
肌触り
複合フローリングのようなヒヤッと感がなく木の温かさ、柔らかさを足で感じられます。
夏は素足で歩くのが気持ちいい。
ただ、この杉フローリング表面がツルっと加工されていて、思ってたよりは温かさは少なかった。表面加工が取れたらもっと温かく感じるのかなと。
メンテナンス性
「杉はすぐに傷つくで!!!」
と建材関係の友達にも口酸っぱく注意されたんですが
大切に扱ってもすぐに傷が付きます。
スマホを落としただけなのに‥ 笑
ちょっと机を動かしたら
ちょっと掃除機をぶつけたら。
それだけじゃなく、理由が分からない傷も多々できてしまいました。
我が家は子供がいませんが、子供がいる家庭だとおもちゃをぶつけたりですぐに傷だらけになるだろうと思います。
が!!
無垢フローリングは傷が修復しやすい
1.へこんだ部分に水を数滴垂らします。
2.少し待ってから濡らした布を当ててアイロンを当てます。
これで傷はある程度修復します。
私なんかはアイロンが面倒なので傷を見つけたら水を垂らして置いておきます。
次の日にはへこみがだいぶ浅くなっています。
ただ、傷付くリスクが高いリビングなどではこんなこと毎回やっていては追いつきません。
傷も家の表情の一つと受け入れられるか?が大事になってくるかと思います。
まとめ
断然風合いや肌触りは無垢フローリングが上です。
ただ、杉のように柔らかい素材は丁寧に扱っても気づかないうちに傷やへこみがあちこちに出来てしまいます。
傷やへこみを極力避けたいなら、硬い素材の無垢材か、複合フローリングですね。
総合的にに安全パイなのは複合フローリングかな。
傷が付きにくくて水にも強い。経年変化がほぼない。
見た目は劣りますが、複合フローリング(シート)も今は技術が進化して見た目も肌触りも天然の無垢材に近づいています。
シートフローリングだから安っぽく見えると言うことはほとんどないでしょう。
なので、後々後悔する心配が少ないのは複合フローリングなのかなと思います。
1年住んでみて、分かった事でした。
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