前回は我が家の間取りで拘ったところ12箇所についてご紹介しました。
理想の暮らしを実現すべく、我が家の間取りに12個のこだわりを詰め込んでみたのですが
出来上がった家に実際住んでみたら
- 想像通り(それ以上!)成功だったところ
- 失敗したところ、後悔してるところ
それぞれありました。
やっぱり実際住んでみないと分からないものですね。
新築の間取りで私がこだわった所12箇所
- テーマは犬が走り回れる庭のある家
- 露天風呂気分を味わえる坪庭付き風呂
- 水回りを一箇所に固めて家事の動線を良くする
- 1階は周遊できる間取りに
- ちょこちょこ収納
- 四角の中に納まる間取り
- パントリーとシューズクローゼットは意地でも作る
- リビングはコーナー窓にして開放感を出す
- リビング横に小上り畳スペースが欲しい
- 頭が洗い易い造作洗面台
- 寝室横に布団が干しやすい洗濯干しスペースを
- 3畳程度の書斎が欲しい
新築の間取りで成功したところ
リビング横小上り畳の下の収納
畳スペースを作った事も良かったですが
今はそれ以上に畳の下の大容量収納に満足しています。
色んなところにちょこちょこ収納を設けましたが
今のところ一番よく使っているのは、この畳下収納です。
ここは、元々寝室として使うようになった時に布団をしまえるようにと
1m×1mの大きさの引き出しを2つ作ってもらったんです。
が、小上りの高さが35cmなので、収納の深さは18cmとあまり取れませんでした。
なので、冬布団をしまうのは難しそうですが‥(^^;
今は片方に座布団を入れています。
ただ、整理整頓の苦手な我が家にはピッタリの収納でした。
こたつから手が届く範囲で、なんでもかんでもポイポイほり込んでおける(笑)
急な来客時もパパっと片付けられる。
片付けが苦手な人間にはとてもありがたい。
お陰でリビングが常にスッキリした状態です。
奥行き30cmの浅めパントリー
意地でもパントリーは欲しい!
とスペースがないのに意地で作ったパントリー。
キッチン隣の和室の畳のサイズを通常より小さく作ってもらい30cmのスペースを作りました。
パントリーというかただの棚ですが。
ただ奥行きは浅いけれど、これがすごい収納力なんです。
ホットプレートや鍋、ストック食材やお菓子などなど。
そして、食器棚が届くまでの2ヶ月間、このパントリーに食器を置いていました。
そのまま置くと野暮ったい&油がかかるとイヤなので、100均のプラスチックケースに入れていました。
ほぼ、このパントリーに食器が置けたので、色んな人に
「食器棚買わなくてよかったのに。」
なんて言われました(^^;
ただ、扉をつけられなくてオープンなので雑に収納できないところがちょっと困っています。
ロールカーテンか扉を早く付けたいところ。
大きな窓の坪庭付き風呂
坪庭はまだ完成していません。
土を入れて木を植えて、照明を付けて完成なのですが、そこまで手が回っておらず‥
ただの囲いがある窓が大きいお風呂です。
坪庭に関してはまだ完成していないので、成功か失敗かまだ分からないところです。
ユニットバスの場合、窓の取り付け位置は浴槽から20cm以上上
でないといけないらしくて、その点は残念です。
ただ、大きな窓がお風呂にあるのはとても良いです。
半身浴をしていて熱くなってきたら、窓を開けて風を通せます。
窓の位置が低いので涼しい風が入ってきますし、露天風呂気分にちょっとだけなれます。
そして、お風呂上りは窓を全開にして風を通します。
すぐにお風呂が乾くのでカビ知らず!
防犯面を考えると
お風呂の窓は小さくして目線より上に取り付けるのがセオリー
らしく、工務店の人にも窓を大きくして低い位置に取り付ける事は反対されました。
色々な家の完成見学会を見に行きましたが、ほとんどの家がお風呂の窓は小さく
換気の為だけに上の方に付けている事が多かったです。
(なので、お風呂の窓が大きい事は万人におすすめできません!)
でも、私はどうも小さな窓のお風呂が圧迫感があって苦手でした。
家でも温泉気分を楽しみたい私には、大きな窓のお風呂にして正解でした。
周遊できる間取りと一箇所に固めた水回り
なんとなく面白そうという思い付で取り入れた周遊間取りですが
実際すごく便利です。
- 玄関⇒洗面所⇒キッチン⇒リビング
という家族の動線と
- 玄関⇒リビング
というお客さんの動線があります。
キッチンで料理しながら、洗濯をしたりお風呂を洗ったり、色んな事を同時にやりやすい。
周遊間取りにする事で洗面所に2箇所引き戸を付けたのですが
これが不便と感じないか、洗面所で着替えている時開けられたらどうしよう!
と不安はないか?など少し心配でしたが
使ってみたら全く不便な事もなく不安もないです。
ただ、玄関から真正面に見える洗面所なので
生活感を出さずにスッキリした状態をキープするのは大変です(^^;
新築の間取りで失敗したところ
ウンウン唸って自分の出せる限りの知恵を絞りだし、勉強し、考え抜いた家作りだったので
正直あまり失敗したなというところは少ないと思っています。
あと、頭の中でイメージするだけでは限界があるだろうと
マイホームデザイナーというソフトを使って、立体図面を作っていたので
家が完成してみて、ほぼイメージ通りでした。
ソフトのお陰もありますが、こんなにイメージ通りになるのかと自分でも驚いています。
が、やっぱり多少は後悔しているところもあります。
庭ばかり優先せず、駐車場の大きさや形もちゃんと考えるんだった
これが一番後悔しているところです。
一応5台停められる大きさにしたのですが、本当にギリギリですし、停めにくいです。
私の住む町は田舎なので車社会です。
一人一台が当たり前です。
なので、どこのお宅も大体2~3台の車を停められるような作りが多いです。
しかし、敷地が大きい家は車を5台以上停められるように作っています。
我が家も敷地が大きいので、夫は広い駐車場を希望しました。
が、私は犬が走れる庭を優先したくて
「そんな毎日沢山車停める訳じゃないから、最低限で良いんちゃう?」
と、一応5台は停められる大きさにしたのですが‥
いざ擁壁の工事が始まったら、庭と駐車場の間に直角の壁を作られてしまって、
この壁は想定外で停めにくい。
よくよく考えたら、そんなに庭いじりが好きな訳でもないし
庭が大きいと手入れも大変だし
もう少し駐車場の事も考えるべきだった‥
ドアのない収納に垂れ壁だけは作っておけばよかった
我が家には扉のない収納が沢山あります。
理由は、家ノートを作りながら自己分析した結果
私も夫も収納扉を開けっぱなしにする癖がある事に気付きました。
以前住んでいたアパートのクローゼットも開けっ放しでした。
実家の押し入れも開けっ放しにして使っていました。
収納に扉があると、
- 扉が邪魔でモノが出し入れしにくかったり
- 扉周辺にホコリがたまり掃除しにくかったり
- 扉の近くに家具が置けなかったり
不便だと思う事の方が多かったんです。
我が家には収納扉はあまり要らないな!
扉を外す事で安くなるし、一石二鳥!!
という事で
シューズクローゼット、パントリー(これはスペースの問題で扉は不可能だった)
2階の納戸、寝室のクローゼットは扉なしの設計にしました。
ただ、致命的だったのが
扉を閉める癖もなければ、見せる収納も苦手という事を忘れていた(^^;
隠せない分、見せる収納を頑張らないといけないので
収納方法に困っています。
後々は、ロールカーテンなどを付けても良いかと思うのですが
垂れ壁を作ったところと、ないところがあるんです。
垂れ壁がないと、ロールカーテンやのれんなど取り付けにくそう‥
相当な長さが要るんじゃないか‥
せめて垂れ壁を作っておくんだった!
布団が干しやすい洗濯干しスペースを作ったはずが‥
我が家の洗濯干しスペースは寝室横のインナーバルコニーです。
1.8m×2.7mなので3畳サイズの大きさのバルコニーなので
洗濯物を干すには十分なサイズなんですが
布団も干しやすいだろうと思っていたけれど、思いのほか干しにくかったんです。
理由は‥
手すり部分が分厚くて、布団用ハサミがギリギリ。
あと、4枚の布団をギリギリ干せる大きさなんですが
一箇所は、バルコニーの扉を開けると布団にぶつかる。
なので取り込みにくいんです。
洗濯物を干してから布団を干すと洗濯物が邪魔で干しにくいし、結局景観用の為だけに作った東側のベランダに布団を干す事が多くなりました(^^;
このベランダの方が断然布団は干しやすい(笑)
間取りで成功したところと後悔したところ まとめ
間取りに12個のこだわりを詰め込みましたが
一番後悔しているのは、駐車場の大きさと形。
直せるものならもう少し、あと50cmでも良いから横幅を大きくしたいし
駐車場と庭の間の直角の壁を無くすか、もっと緩やかにしたいです。
収納計画は概ね成功しました。
動線もイメージ通り(いや、それ以上)でした。
よく、家は3軒建てないと思い通りのものにならないと言いますが
私の場合はほぼ思い通りになりました。
成功の秘訣は、異常なまでの心配性と不安性かつ完璧主義な為
- 家ノートを作り自己分析をし、調べに調べて自分で間取りを作った事。
- 模型まで作って自分が住んでる事をイメージしまくった事。
- ついにマイホームデザイナー13(パソコン間取りソフト)まで購入し、徹底的に自分が住むイメージをした事。
だと思います。
マイホームデザイナー13のお陰で家のイメージに対する不安はほぼ払拭できました。
こんなふうに、リビング内はどんな感じかイメージできたり、家具を配置してみたり…。
完成した家は大体イメージ通りになりました!
1万円くらいするので、買うのに躊躇しましたが、買ってみて何でもっと早くに買わなかったんだろうと後悔しました。
マイホームデザイナーは家づくりのお供です。
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