「ここ数年、災害が多いから防災対策や停電時の備えをしておかないと」
と、そんな風に思っていても、実際その状況にならないとどれだけ「備えが大事」なのか実感が沸きづらいです。
しかし停電を体験し、突然照明、エアコン、テレビ、冷蔵庫など家電が全部止まり、Wi-Fiも止まりで今まで当たり前にやっていたことが全部できなくなりました。
その時初めて「備えは大事だ」と実感することに。
体温調節が苦手な小さな子供やペットがいる場合、特に夏の停電時の対策は考えておかないとと思いました。
私が停電時に役に立ったものと、なくて困ったものをご紹介します。
なんか、キャンプグッズは災害時に結構役に立つな〜と思いました。
真夏の停電であって良かった暑さ対策グッズ
保冷剤
エアコンが切れたので徐々に部屋が暑くなってきました。
雨が降っていたのでカンカンに暑いというよりジメっと暑い。
ですが、(捨てられない性分のため)冷凍庫にたくさん保冷剤を入れていて、助かりました。
タオルで保冷剤を巻いて、それを首に巻くとひんやり気持ちいい。
我が家には犬もいるんですが、犬用の保冷剤を入れて使うネッククーラーがあったので良かった。
人間よりも暑さに弱い犬の方が熱中症にならないか心配でした。
シーブリーズ
保冷剤である程度涼しくなりましたが、シーブリーズデオウォーターがあったので全身に塗りました。
単純に暑いだけより、湿気やベタベタするのは体にこたえます。
シーブリーズデオウォーターや、汗拭きボディシートなどがあると一時的ではあるけど、さらっと涼しくなりました。
暑さ対策になくて困ったもの
✔️ バッテリー式の扇風機
夏場のエアコンが切れた部屋、無風はきつかった。せめて風があればもうちょっと楽なのにと思いました。(大雨で窓が開けられなかった…)
最近、キャンプグッズなどでバッテリー式の扇風機やサーキュレーターがあるので、用意しておこうと思いました。
✔️ 冷却タオルやクールリング
保冷剤を首に巻いて使いましたが、小さい保冷剤は1時間ほどすると溶けてしまいます。
溶けると使えなくなりますが、その点クールリングや冷却タオルだったら、水で冷やせばまた冷たくなって使えるので、保冷剤のように「溶けたら使えない」と焦ることなく使えるだろうなと思いました。
その他、停電時にあって良かったもの
モバイルバッテリー
停電した時まず最初にスマホを確認したところ、68%という微妙な残量。
しかもバッテリーが弱くてすぐに充電が切れるので、めちゃくちゃ焦りました。
ただ、充電が切れやすいこともあり、いつもモバイルバッテリーを充電していたので、なんとかやり過ごせました。
停電の時の情報源、照明など、ほぼ全てのライフラインがスマホにかかってるといっても過言ではありません。
周りの人に状況を聞くため連絡したり、SNSやラジオアプリで情報を得たりで、普段以上にスマホを使ってしまうので、モバイルバッテリーがなかったら終わってました。
定番のAnkerのモバイルバッテリーを使っています。
iPhoneで2回分くらい充電できます。
ランタン
災害用兼おうちキャンプ用として購入したブルーノのランタン。
これが室内用照明として役に立ちました。
部屋全体を照らすほどの明るさはないけれど、テーブルの上に置けばご飯を食べたりはできました。
ランタンがあったおかげで停電中でもプチキャンプ気分になりました。
ただ、普段使わないので適当な場所に置いてたら見つけるのに苦労しただろうなと。
夜暗い時に停電したら、余計見つけられないだろうと思いました。
懐中電灯とかは普段ほぼ使わないので、防災バッグからゴソゴソと取り出しましたが、照明系は暗くても分かりやすい場所に置いておかないとな〜と実感しました。
そういう意味でおしゃれなランタンは、使わない時はインテリアの一部としてよく見える場所に置くので、災害時も探しやすくて良いですね。
ブルーノランタンレビュー↓
電池
災害用にと懐中電灯も防災バッグに入れていたのですが、電池が切れていました。
でも、電池は予備にたくさん買っていたので、何とかなりました。
防災バッグの中身を定期的に見直さないととは思うけれど、つい忘れてしまいますよね。
懐中電灯やラジオなどは電池切れしやすいので、予備の電池も忘れずに。
冷蔵庫の温度をキープさせる保冷剤
停電した時心配だったのが冷蔵庫・冷凍庫の中身です。
冷蔵庫の中身を冷凍庫に移して、溶けても良いものは外に出して…など色々としようと思いましたが、調べると温度が上がるからむやみに冷蔵庫の開け閉めをしない方が良いそうです。
- 冷蔵庫は2〜3時間冷気を保つ
- 冷凍庫は丸1日くらいかけて解凍される
ということで、そんなに焦らなくても大丈夫なことが分かりました。
冷蔵庫内の傷んで欲しくない食材は、凍った保冷剤を周りに置いてやり過ごしました。
カセットコンロとボンベ
わが家はオール電化なので、停電すると調理ができなくなります。
というリスクに備えて、カセットコンロとボンベも多めにいつもストックしてるんです。
冬に停電が起きた時は、カセットコンロで鍋物をすると体も温まるし部屋も温まるので良いと聞いていたのですが…。
夏場は逆効果。部屋で料理やお湯を沸かしたりすると、室温も上がってしまいます。
なので、別の部屋でお湯を沸かしてラーメンを食べました。
情報収集と暇しのぎのラジオ
テレビがつかない、Wi-Fiが飛ばないからPCが見られない。
情報源はスマホかラジオのみです。
ただ、スマホは充電が減るので、節約して使いたいところ。ずっとラジオを付けていました。
いつ電気が復旧するのかも不安ですが、暗いしスマホも使えないしテレビも見れないので暇なんですよね。
私は懐中電灯で照らしながら本を読んでいたのですが、夫は本を読む週間がないのでラジオを聞いて過ごしていました。
簡易トイレ
停電時トイレって普通に使えるのか?
少し心配でしたが、わが家はタンクありトイレだったので、停電時も通常通り水が流せました。
タンクレストイレの場合は停電すると通常の流し方はできませんが、各メーカー停電時の流し方があるので、それで流せます。
マンションなどの場合は、電気を使って水を汲み上げているところがあり、その場合は水は流せなくなります。
というふうに、停電しても流せるトイレ、流せないトイレがあるので事前に停電時の対応は確認しておかないとと思いました。
この停電では使わなかったけれど、わが家では簡易トイレを50セット用意しています。
私はお腹も弱いので、トイレができないのは一番辛いだろうなぁと多めに用意しています。
その他、なくて困ったもの
ヘッドライト
家の中をうろうろする時や、本を読むときに懐中電灯を使ってましたが、持ち歩くのがめんどくさい。
そして、本を読む時は良い感じの角度で懐中電灯を置くのが大変なので、アウトドアやキャンプで使うヘッドライトがあれば便利だな〜と痛感しました。
最後に キャンプグッズは防災グッズに近い
停電を経験して、いかに毎日電気に頼って生きているか実感しました。
電気に感謝。そして備えは大事です。
わが家は割と「防災対策をしっかりしないと!」と防災グッズを揃えている方でしたが、防災グッズってキャンプグッズと近いな〜と思いました。
特に冬の寒い中いかに暖かく過ごすかなど、キャンプ慣れしてる場合熟知してるはず。
キャンプ好きは停電時も強いだろうな〜なんて思いました。
防災対策をしっかりしないと!備えておかないと。と思うとなんか義務感が出て後回しにしがちですが、家キャンプを楽しもうと思うと色々と楽しく揃えられるかもです。
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