新築の間取りを考える時
「どんな間取りが使い易くて生活しやすいんだろう?」
というのが気になりますよね。
私も我が家の間取りを考える際に、生活しやすい間取りにしたいと思い
本を読んだり、インターネットで先輩方の声を拾ったり
実際家を建てた友達の家にお邪魔して
失敗例や成功例のアドバイスをもらったりして、情報収集をしました。
すると、誰もが「これは取り入れるべき!」
と満場一致でおすすめする間取り(部屋・収納・動線)がありました。
みんながおすすめする間取りを10選ご紹介します。
取り入れて正解なおすすめ間取り10選!
1.パントリー(食料庫)
最近の家にパントリーは、もはや必須事項のようです。
パントリーを皆勧める理由は
① キッチンには思いがけない大きな荷物が出てくる
システムキッチンだけでも収納力があるにはあるんですが
キッチンには思いがけない大きな荷物が出てきます。
なので、キッチンの収納だけで全てスッキリ収納するのは
相当な収納上手でないと難しい。
お米、ビール、大きめの鍋やホットプレート
家で漬けた梅酒の大きな瓶、漬物等々‥
はみ出してきそうなものが満載(^^;
そして、家を建てたらお祝いに色々と頂くんですよ。
大きな食器とか、お客さん用の食器とか、重箱とかお酒とかなんやらかんやらと。
② リビングと繋がるキッチンはリビングから丸見えだから
最近のキッチンは独立した部屋ではなく、リビングダイニングと繋がっている事が多いです。
つまり、リビングやダイニングからキッチンの中が見えてしまうので、
物が散乱しているとかっこ悪いです。
パントリーがあれば、中では多少散乱しても人目に見えないので大丈夫。
片付けが苦手な人でも安心です。
③ 災害時に強い
食材や日用品を沢山ストックできるので
災害時の強い味方と言えます。
我が家のパントリーはこんな感じ
スペースの兼ね合いで、大きなパントリーは作れませんでした。
が、キッチン横に幅170cm奥行き30センチの可動式棚と
幅90cm奥行き90cmの収納と2つ収納を作りました。
収納自体は大きくないけれど、奥行きが違う収納は用途に分けて片付けやすく重宝しています。
2.リビング横の畳スペース
リビング横に作る場合、3畳か4.5畳程度しか取れない事が多いですが
小さくても畳スペースは役に立ちます。
リビング横に畳スペースがあると良い理由
① 子供の遊び場に使える
小さい子供がいたら、畳の部屋があると丁度良い遊び場になります。
畳は柔らかいのでこけても寝ころんでも大丈夫ですし、お昼寝もしやすいです。
② 寝室として使える
リビングは1階で寝室が2階という家が多いですが
子供が小さい間は2階の寝室だと何かと不便だったり、危なかったりするので
1階を寝室にするという人が多いです。
そんな時畳の部屋が1階にあると寝室として使えるので重宝します。
また、高齢になり2階をあまり使わなくなった時も、寝室として使えます。
③ 様々な用途に使える
雛人形や兜などの飾りを出す際に最適です。
親族が泊まりに来た時の寝室としても使えます。
(寝室として使う場合は最低4.5畳は必要)
④ 小上りにすれば、大容量の収納が作れる
小上り畳にすると、下を丸ごと収納にできます。
大容量でパッと片付けられるので、片付けが苦手な人でもリビングを綺麗な状態にキープできます。
また、ちょこっと腰掛けとしても小上がりは便利です。
我が家の畳スペースはこんな感じ
一応4.5畳ですが、スペースの兼ね合いで既定サイズの畳は難しくて
かなり小さめ(72cm角)で作ってもらいました。
が、全く違和感ありません。
畳のサイズは柔軟に変える事ができるので、スペースがないからと諦める必要はありません。
また、小上がりにして中を収納にしたので、これがとても便利です。
3.シューズクローク
間取りの本を読んでも、実際に家を建てた人の話を聞いても
皆口を揃えて言うのが
です。
シューズクロークがあると便利な理由
① 玄関には思いがけない大きな荷物が出てくる
玄関は靴を置くのは勿論の事、ベビーカーやアウトドア用品、DIY用品、クラブ活動で使うもの
等々多々置くものが出てきます。
② 家の中に入れたくないが、外で雨ざらしになっても困る物がある
これが意外と思っている以上に多いんです。
雨風が強い日に、外に出してる花壇を一時避難させたり
犬小屋を入れたり(最近はあまり外の犬小屋はないか?)
玄関は思っている以上にすぐモノでいっぱいになってしまいます。
スペースが許す限り、玄関や収納を大きく取る方が後悔しないと思います。
4.水回りを一箇所にまとめた間取り
家を建てた人、工務店の人、水道屋さん、色々な本やサイトでも皆口を揃えて
「水回りは一箇所にまとめた方が良い」と言います。
その理由は‥
① 工事費用が抑えられる
水回りは家の工事の中で費用がかかる工事の一つです。
色々なところに水道があると、配管工事が複雑になり費用が上がってしまう。
そして、のちのメンテナンス面でも一箇所にまとまっている方がメンテナンスしやすい。
という点で、できるだけ一箇所にまとめるように勧められます。
(ただ、一箇所に固めたからと言って本当に工事費が抑えられたのかどうか、施主にはあまり分かりませんが(^^;)
② 家事同線が良くなる
キッチンと洗面所(洗濯スペース)が近いと
料理しながら合間を見て洗濯ができますよね。
また、トイレと洗面所が近いとトイレの中に別途手洗いを付けなくても良くなります。
ただ、間取りを書き始めると、キッチン・洗面・お風呂・トイレを全て一箇所にまとめるのは結構大変でした。
なので、キッチン・お風呂・洗面所は一箇所にまとめて、トイレは玄関の近くに配置
という間取りが多いですね。
我が家の水回りの間取りは
私は、帰ってきてすぐに手を洗ったりトイレに行けるように
玄関の近くにトイレと洗面所を配置する間取りを考えました。
洗面所の隣には、お風呂とキッチンを持ってくるようにしたい。
さらに周回できるように‥
と間取り作りは大変でしたが、使ってみると動線的にかなり使い易いです。
一番良かったのが、リビングからもキッチンからもトイレに行けるので
お客さんが来ている時、キッチンで用事しながら、こっそりトイレに行けるのです。
私、トイレが近いので、結構これがありがたいです。
5.リビングからワンクッションおいたトイレ
よく、間取りの失敗例で
「音とニオイの問題まで考えてなくて失敗した」
というのがあります。
というもの。
こればっかりは後からどうしようもできません(^^;
リビング直トイレの方がスペースに無駄がなく
間取りは書きやすいかもしれませんが
できるだけワンクッション置く事をおすすめします。
私は以前住んでいたアパートがリビング直のトイレだったので
それだけは絶対イヤだ!!
と思ってリビングから離れた場所にトイレを作りました。
6.ファミリークローゼット
最近は各部屋にクローゼットよりも
家族全員分のファミリークローゼットを作るのが人気です。
形はウォークイン、もしくはウォークスルー。
ウォークインなら外から見えないので、収納が苦手な人にも良いですね。
ウォークスルーなら家事同線を考えて配置するととても便利です。
なぜファミリークローゼットが良いかというと
① 洗濯物を一箇所に片付けられるので家事負担減!
今までのお母さんは洗濯物を畳んだから各部屋に片付けて‥
と大変でしたが、ファミリークローゼットなら洗濯物を一箇所に片付けられるので、家事の負担が激減します。
② 収納しやすい(はず!)
衣類だけの収納庫なので、衣類が片付けやすく設計されている事がほとんどです。
が、幅や奥行きを考えずに作ると、置きたかったものが置けない‥
という失敗が多いのも事実ですね。
ファミリークローゼットは洗濯干しスペースの横にあると一番便利です。
我が家のクローゼットは‥
ウォークインクローゼットを取り入れたかったのですが
我が家にはウォークインクローゼットがうまく収まらず、作ると他のスペースが圧迫される感じだったので
無理してウォークインにしなくて良いか、という事に。
ただ、洗濯の動線を考え、寝室横に洗濯干しスペースと
寝室の中にオープンなクローゼット(多分ファミリー用)を作りました。
しかし、整理整頓が苦手な私。
オープンクローゼットはごちゃごちゃしていて
あぁ、ウォークインにして見えにくくすれば良かったと少し後悔しています。
7.ウッドデッキ
ウッドデッキがある家ってなんか良いですよね。
なぜウッドデッキをみなお勧めするかと言うと
① 家が楽しくなるから
ひなたぼっこをしたり、バーベキューをしたり、庭や景色を眺めたり、ハンモックを置いてみたり
ウッドデッキがあると家なのにアウトドア気分を楽しんでいるようで、なんだか楽しいです。
② リビングが広く見える
リビングから繋がるウッドデッキがある事で、リビングが広く見えるという効果があります。
リビングにあまりスペースが取れない間取りにもおすすめです。
③ 室内のようで室内でない色々な使い道があります
喫煙スペースとして使ったり、犬小屋を置いたり
お風呂上りにちょっと涼みに行ったり
布団や座布団を干したり、色々と使い道があります。
我が家は喫煙者がいないので、お客さんにはウッドデッキでタバコを吸ってもらっています。
もしウッドデッキがなかったら、タバコはおそらく換気扇の下で‥
となっていたでしょう。
ウッドデッキで布団を干しながらゴロゴロと外の景色を眺めていると
幸福感でいっぱいになります。
我が家は樹脂ウッドデッキにしたのですが、意外と木っぽく見えるらしいです。
風合いは木の方が断然良いですが、メンテナンスが面倒な人には樹脂ウッドデッキもありだと思います。
8.洗面所と脱衣所を別にする
住宅展示場を見に行った時、洗面所と脱衣所が別
という作りが多かったので聞いてみると
との事でした。
なるほど、考えてみると便利ですね。
女の子が多い家庭や、来客が多い家庭は、独立した洗面所と脱衣所を作る事をおすすめします。
9.将来仕切る事ができる子供部屋
沢山の完成見学会を見に行きましたが
小さい子供さんがいる家は、ほとんど後から仕切る事ができる子供部屋を作っていました。
子供のうちは同じ部屋で、年頃になってきたら仕切る。
後から仕切る事はできるけれど
先に壁を作ってしまったら取るのは難しいので
とりあえず広い一つの部屋にしておくのが正解ですね。
ただ、壁を一枚入れるだけで日当たりや温度が変わるで、後々の日当たりや方角を気にして作る事をおすすめします。
10.室内洗濯干しスペース(サンルーム)
忙しい現代人に必須の室内洗濯干しスペースやサンルーム。
昔は洗濯物は外で天日干しが良いと思われていたけれど
最近は室内干しされる方が多いです。理由は
① 天気を気にせずいつでも干せる
室内なので天候に左右される事なくいつでも洗濯物が干せます。
② 時間を気にせずいつでも干せる
忙しい現代人は朝洗濯物を干して夕方取り込む。
なんて出来ません。
室内の洗濯干しスペースがあれば夜洗濯して夜干す。
乾燥機があれば朝には乾いています。
③ 花粉やPM2.5などの有害物質から守る事ができる
洗濯は、洗濯機を回して干して畳んで片付けるという、沢山の工程を踏まないといけない家事です。
しかも、外干しなら天気や花粉や時間帯を気にしないといけません。
室内干しスペースがあれば、天気を気にせず、時間も気にせず、花粉やPM2.5などを気にせず
いつでも洗濯できるので家事の負担がグッと減ります。
取り入れて正解なおすすめ間取り まとめ
いかがでしたか?
全て取り入れると良いというものでもありませんが
取り入れた方は大体みんな「正解」という満足度の高い間取りです。
特にパントリーやシューズクロークは、作っておいた方が良いです。
どちらも、思いがけない大きな荷物を収納しないといけない場所なので。
以上、みんながおすすめする間取り10選でした!
次は、新築の間取りで私がこだわった所12箇所!意地で作った奥行30cmパントリーが功を奏した です!
施工会社が作る間取りが、
- どうもしっくり来ない、ワクワクしない
- 希望している間取りを提案してくれない
- その間取りで暮らすイメージが湧かない
そう思っているなら、急いで間取りを決めてはいけません。
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