犬を飼うなら、ペットショップで買うのではなくて保護犬の里親になりたい。
とずっと思っていました。
理由は色々ありますが、生き物をショーケースに入れて売買するペットショップという業態に疑問を持っているから。
そこにいる犬猫に何の罪もないし可愛いし
買う人を非難するつもりも一切ないけれど
ショーケースに入る可愛い仔犬仔猫の裏側に闇があるんですよね。
その闇で苦しむ犬の手助けをしたいと思っていました。
今回ご縁があり迎え入れた犬は
ペット業界の闇の部分、繁殖屋が崩壊してレスキューされた柴犬です。
繁殖屋崩壊からレスキューされた柴犬めしうま
推定2~3祭の黒柴の女の子「めしうま」ちゃんです。
繁殖屋が大量繁殖で崩壊して廃業になったことで、保護団体の wan lifeさんに引き取られてきた子です。
なんとその繁殖屋には300頭もの柴犬がいたそうで
一気にそんなにレスキューできないから
色々な保護団体さんで手分けしてレスキューしたそうです。
じめっとした環境に300頭ギュウギュウに飼われていたため、保護されてきた柴犬達はほとんどの子がフィラリア陽性(心臓の血管に寄生するそうめん状の寄生虫に感染している)だったそうです。
めしうまもフィラリア陽性でした。
しかしそんな過酷な環境下で育てられた(繁殖用として使われた?)
にも関わらず、めしうまは人懐っこくて元気いっぱいで見た目も性格もとても可愛い子でした。
始めて会った日、夫の顔の匂いをクンクン嗅ぐ姿に、夫婦揃って惚れてしまいました。
フィラリア陽性の犬を飼うことに対する不安はありましたが
事前にちゃんんと診てくれる獣医さんも見つけたので、迎え入れる事を決めたのです。
ところが保護犬を飼うのはそんなに甘くはなかった
保護団体wan lifeではのびのびと仲間たちと穏やかに過ごしていたはずなのに
我が家に来たとたん、急に超ビビり犬に。
来た初日。
シューズクロークに犬小屋を作っているのですが、そこには入るけれどリビングには入れない。
へっぴり腰で尻尾は下がったまま
部屋を見まわしてちょっと入っては後ずさり。
数時間かけて徐々にリビングに入ってきて、和室を気に入ってくれました。
(が、それは初日だけでした)
色々な人が触りにくるけれど、大人しくはしているけれど怯えている感じ。
尻尾が常に下がっていました。
散歩は歩いてくれたけど
おしっこやうんちがとにかくしづらそう。
おしっこのポーズをするも
周りの音や景色が気になってその姿勢でうろうろクンクン。
うんちの時もポーズを取ったままくるくる回って、どうしたら良いか分からず鳴きます。
そんな訳で、おしっこはどうにかこうにか散歩の度1回はしてくれるけれど
うんちは2~3日に一回しか出せないのです。
(それも、もよおして出すまでに5分くらい時間がかかります)
エサは、さすが「めしうま」という名前だけあってガツガツと食べていました。
5日目くらいから様子がおかしくなる
来て5日目の朝の散歩は尻尾もくるっと上がって楽しそうにしてたのに
その日の夕方から数メートル歩いたら立ち止まって歩かなくなりました。
エサも最初は飛びつく勢いで食べていたのに
半分くらいしか食べなくなりました。
前まではスイスイ楽しそうに尻尾を上げて歩いてたのに
なぜかびびって尻尾を丸めて歩けない。
調子が悪いのか、我が出てきたのか‥
9日目には、散歩に行こうとしても家の敷地内からでなくなってしまいました。
昨日できた事が徐々にできなくなっているという。
普通徐々に慣れていくのに、徐々にビビりが酷くなって何もできなくなってしまいました。
かあちゃん、病む・・。
徐々に怯えや不安が強くなった理由
来た当初よりも怯えて、散歩もエサも進まない。
心配になって、譲渡してくれたwanlifeさんに聞いてみると
動物と意思疎通が取れるアニマルコミュニケーターという方に見てもらえることに。
そのアニマルコミュニケーターさんが言うには
と言われました。
なるほどです。
高低差ありすぎて耳キーンなるわってことか。
冗談はさておき
これを言われた時すごく胸が苦しくなりました。
そんな過酷な環境が当たり前だったなんて
犬らしく幸せに生きる事をすんなり受け入れられないなんて
愛情たっぷりもらえる犬がいる一方、繁殖のためだけに使われる犬もいる。
こんなに可愛いのに・・・
おんなじような顔した犬なのに・・・
保護犬を飼うのは難しいけれど良い事もある
思ってたより保護犬を飼うって難しいんだなぁと実感しています。
が、柴犬の場合は仔犬から飼う方が
しつけを失敗して問題犬になる場合が多く
性格が決まってる成犬の方が失敗は少ないそうです。
また、保護犬の場合はペットショップと違い、お試し期間があります。
wanlifeさんの場合は1ヶ月もお試し期間があります。
飼い始めてからのアフターサポートも手厚くて、アニマルコミュニケーターさんにも聞いてもらえました。
そして、費用面も‥
あまりペットの金額については言いたくないけれど、今コロナ需要でペットの価格が高等化。
以前の倍くらいの価格になっています。
(柴犬だったら30万円前後?)
うちのめしうまちゃんは、健康診断、ワクチン接種、避妊手術もしてくれて35,000円。
保護犬は安く飼えると思ってほしくないけど
ウン十万も出して買うより、ハードルが低いのは事実です。
そう思うと保護犬を飼って良かったと思います。
徐々に心を開き始めてくれてるのが、めちゃくちゃ嬉しいし。
いつか、来たときは大変やったなぁ。
もう慣れてしまって、リビングでお腹見せて寝てるわ。
って言える日が来てほしいです。
追記
へそ天はしてくれませんが、今では逆にリビングから出ず自分のハウスに行かない程リビング犬になりました(#^^#)
めしうま日記その後 ↓
犬の目の健康について。
めしうまちゃん、日向ぼっこ大好きなのは良いのだが…紫外線で目に負担かからないか心配。
人間みたいにサングラスできないし。たまに空をじーって見てるし…
でも、犬の日向ぼっこは、皮膚病予防に良いらしく、気持ちよく日向ぼっこしてるので、やめさせられない。
前に飼ってた柴犬のギンちゃんは、結構早く(7歳くらいで)目が白く濁ってきて、最後の方はほぼ視力なかったから、余計目のことは気になる!
目の健康のためになんか良い方法ないかな?
と思っていた時に、エサにふりかけるだけで目のケアができるサプリ食べる目の革命 を知りました。
目が白くなると、手術以外の治療方法がないらしいので、早めに対策しておかないと。
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