わが家の愛犬、黒柴のめしうまちゃんの歯茎にできものができて、手術しました。
見つけてすぐ病院に行ったら、「多分良性のエプリスというできものだろう」
と言われて、すぐ手術しないといけない訳じゃないと言われたんですが、色々考えて手術しました。
手術するかの決断がなかなかできず、結局3つの病院をまわりました。
3つの病院で先生に言われたことや、手術する決断に至った経緯などお伝えします。
犬の口の中はできものができやすく、エプリスも多いらしいので、同じようにできものが出来て不安や迷いでどうしよう…と思われてる飼い主さんもいると思います。
そういう飼い主さんに向けて、わが家がどんな風に考えたのか？
手術にかかった費用などをお伝えしたいと思います。
ちなみに、手術は無事終えて、結果良性の炎症性によるデキモノ、良性エプリスでした。
元保護犬の黒柴めしうまです。
現在推定5〜6歳なので、5歳の設定です！
愛犬の歯茎のできもの(エプリス)手術までの経緯
歯茎のできものを見つけてくれたのはトリマーさんでした。
シャンプーをしていて気づいてくれたみたい。
「気になるから早めに病院で見てもらって」
そのデキモノがこちら↓
すぐにかかりつけの病院に行くと
多分、エプリスっていう良性のできものだと思うんですが。
ただ、犬の口の中って悪性のものもできやすいから、あまり見た目で判断してはいけないんですが…
でも、うちの子まだ若いんですが…若い子でも悪性の子とかいてるんですか？
そうですね、いてますね。
ただ、調べるには取って細胞を調べないといけないんで、口の中なんで全身麻酔しての手術になります。
まぁ、歯石もついてきてるから、歯石取りも一緒にできるしという感じですが。
全身麻酔…手術…いきなり超大ごとやん。
全身麻酔してデキモノ取って、それで悪性だった場合どうするんですか？
悪性だった場合、もうちょっと大きく顎の骨とかまで取る拡大手術という手術をしないといけないです。
え…最悪2回も手術しないといけないんですか？
まぁそこまで今は考えなくて良いと思いますよ。
あまりに不安になる私をみて、先生がなだめてくれました。
あの、手術はやったほうがいいですか？
うーん。まだすごい小さいうちに気づいてるんで。
すぐに取らないといけない訳じゃないです。
この大きさなら食べるのも特に支障ないと思います。
悪性の場合は大きくなるスピードが早いので、変化に気をつけて見ておいてください。このまま小さいままやったら良性の可能性は上がるので、様子見でも良いですし。
でも、放置しても治ることはないから、手術したいと思ったらいつでも言ってください。
かかりつけの先生曰く
「今すぐ慌てて手術しないといけない訳じゃないけど、放置してもなくならないからやっても良いと思う」という感じでした。
夫も「様子見で良いやろ」と軽く言っていました。
私だけ判断がつきませんでした。
手術するかしないか、私の葛藤
手術をすぐしたい私と、手術はしないでおきたい私が葛藤していました。
手術推進派の私
悪性の場合、大きくなるスピードが早い。
悪性黒色腫の場合予後が悪い。
1日でも早く取ったほうがあの時早くやっておけばと後悔しないか？
手術否定派の私
手術や麻酔のリスクが怖い
デキモノ大きくならなければほぼ安心
放置して、ワンチャン勝手に小さくなる可能性
手術推進派の私
でも様子見って毎日できもの大きくなってないかチェックするの不安や〜！
大きくならなくてもずっと気になってしまう…
手術否定派の私
そもそも、めしうまが大人しく口の中を見せる子やからこんな小さなデキモノにも気づいたんやで？
普通の犬じゃ気づいてない。
犬は自然の生き物、そんな小さなことでいちいち手術してどうする！
葛藤は日々続きました。
とりあえず毎日経過画像を撮影し、比較するようにしてました。
犬の歯茎のエプリス経過画像
気づいた日がコレです。
1日目
キバと小さい歯の間にぽつりと、ピンクとほんのり黒のまだらなデキモノが。
実は、たまに歯磨きシートをしていたんですが、なんかピンクっぽいものあるなーって少し前から思ってたんです。ただ、犬の口の中ってよく分からんので、こんなもんかなと。
3日目
3日目。
1日目より膨らんだ？と焦ったんですが、撮る角度と日のあたりが良かったからっぽいです。
結局、その後1ヶ月くらいは経過チェックしてたけれど、この時が一番大きく撮れてました。
10日目ぴくらちゃん
毎日不安で「小さいままでいてね」と祈りながらチェックしていました。
しかし、大好きなめしうまの体にやってきた可愛いできもの。
愛情を込めて名前をつけることに。
ピンクのいくらで「ぴくらちゃん」と名前を付けました。
愛犬の歯茎のできものセカンドオピニオンへ
一人目のかかりつけの先生は、手術してもしなくてもどっちでも良さそうな見解でした。
が、どうしてもその言葉ではどっちが良いか決断できず、もう一軒セカンドオピニオンで病院に行きました。
2軒目に行った病院は地元では老舗の病院で、先生がとても優しく丁寧で安い、朝から行列ができる病院です。
かかりつけの先生も丁寧で優しいは同じなんですが、2軒目の方は老舗で固定客がすごい多いんです笑
一番イヤというか不安だったことは、1回手術をして悪性だった場合、もう一回手術をしないといけないということでした。
2回も全身麻酔をかけて手術することになるなんて、可哀想だし費用もすごくかかるし…。
セカンドオピニオンで聞きたかったことは
- 事前に麻酔なしで細胞だけ取って調べる方法はないか？（都会の病院ではあるっぽい）
- たくさんの犬を診てきたからこその勘というか、意見を聞きたい
でした。
ですが、2軒目の先生の見解も、1軒目の先生とほぼ同じでした。
そして、手術はしたほうがいいと言われました。
見た目だけでは判断できないですね。取ってみないと分からないし、若い子でも悪性の子はいるので。
それに結構歯石が溜まってますね。歯のケアちゃんとやってますか？
こういうデキモノは、歯石が原因でなることが多いので、歯石取りしたほうが良いですね。
やっぱり手術したほうが良いんですね。
細胞取って悪性だったら2回手術しないといけないのが可哀想で、事前に細胞だけ取って調べる方法ないですか？
口の中ですし、まだ小さいので、なかなか麻酔なしで取るのは難しいですね。
設備が整った病院だったら、手術しながら取った細胞を病理診断して、悪性だったらそのまま拡大手術（大きく切り取る手術）もできるんですが。この辺りの小さな個人病院では難しいですね。
やはり事前に麻酔なしで細胞だけ取るはできないみたい…。
でもこんな小さいのによく気づきましたね。
といわれました。
トリマーさん、口の中までチェックしてくれて感謝です。
セカンドオピニオンで、手術したほうが良いと決断できました。
毎日経過観察をして、変化のないできものぴくらちゃん。
そして、私の心配とは裏腹に、できものが出来た頃くらいからさらにめしうまが元気で、ご飯を残す日もほぼなくて。
謎のリビング怖い病が治ってきたのもこの頃でした。
ぴくらちゃんは悪者ではないと肌感覚で感じていました。
だけど、私の精神衛生上、毎日チェックするのも辛いしずっと不安なのも良くない。
「ぴくらちゃんごめん、良い者やと証明のために、手術させてください」
と手術を決めました。
愛犬の歯茎のできものサードオピニオンへ
手術を決めたのにサードオピニオンって…！
なぜかというと、1軒目の病院に手術のお願いをしたら、1ヶ月以上先の予約になったんです。
もっと早く手術できたら良いなという思いと、何人か相談した犬ともさんに、
とアドバイスされたんです。
そういや歯科に詳しい病院が近くにあった（忘れていた）と思い出し、サードオピニオンに行きました。
ただ、サードオピニオンの先生も、他の二人の先生とほぼ同じ見解でした。
犬の口腔内はできものが出来やすいし、こういうエプリスみたいなものはよくありますよ。
ただ取って調べないと見た目だけでは判断できないので。
ですが、まぁ根っこが深い感じではないですし、小さいので〜ナンタラ。
今すぐ慌てて取らないといけない訳ではないです。
さすが歯科に詳しい先生。
唯一、ペンライトでできものに光を当てて、じっくり見てくれました。
早めに手術したかったので、お願いできるか聞いてみると、3ヶ月先になると言われたので、もう元の病院で手術をすることにしました。
かかりつけの先生を信用しているから、他の病院で手術を依頼するなんて…と少し心が痛みましたが、その時は早く手術したい一心でした。
3軒も病院まわるなんて、どんだけ心配性なんだって感じですが、心配性なんです。
ただ、3軒まわって大体先生の言うことが同じだったので、ある意味安心しました。
そしてここまで悩んで3軒も病院行って決めたんだから、もう大丈夫。と思ました。
人事を尽くして天命を待つ、状態でした。
②の手術と手術にかかった費用に続く。
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